満ち足りた男のシャツ
人生後半、時間に縛られる事なく過ごすのも良かろう...
的な事が書かれてあったので、そんな風に過ごした土曜日
ある王様の一粒種の王子はいつも満たされぬ心をかかえて、
一日中ぼんやりと遠くを見つめていた。
王様は息子の為に色々な事をためしたが駄目だった。
学者達に相談したところ....
完全に満ち足りた心の男を探し出して、その男のシャツと王子のシャツを取り替えるとよろしい。
王様はお触れを出して、
「心の満ち足りた男」 を探させた。
ある日、野原で歌を歌っている男の声があまりにも満ちたりていたので話しかけてみる。
都会に来れば厚くもてなすぞと言うが、若者は今のままで
満足だという。
大様は大喜びして、ついに目指す男を見つけたので、これで王子も助かると思い、
シャツを脱がせようとした所....
男は裸でシャツを着ていなかった。
*イタリア民話集 より
本当に満ち足りた心など他人から借りたものではだめだと言う事ですね...
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