ちょっとまじめな話

けいこ

2016年08月10日 06:50

おはようございます。


シェフの作ったケーキを頂きました。とても美味しい
シェフ只今、古民家を改装してイタリアンレストランのオープン準備をしています。

それも、オープンシステム方式でシェフ自ら統括するという意気込み。
その、専門的な図面や申請関係のお手伝いをさせて頂きます

日本の住宅の平均寿命は26年~30年
アメリカ60年
ドイツ80年
イギリス100年

この資料を基に考えますと、ローンを払い終わったら、家も寿命で建て替え?
イギリスの家迄持たすには4回建て替える事に?
その間、廃材の処理も4倍に

日本の伝統工法で作られている、お寺や神社は何百年も変わらぬ美しさを保っているのですから。
この現状はどう考えたら良いのか?

日本の家屋が短命になった原因は、
早く・安くの家創りが生んだ品質低下の悪循環ではないかと言われております。
そこに、技術を受け継ぐ職人さんの減少もあるかと思います。

安く・早く採算性の高い家の事を知っているけれど、信念を持っているオーナーが少ない。

家創りにおいて、何を一番重要とするのか?
どの様に住みたいのか?
絶対に譲れない拘りは何か?


以上が明確になっていますと、家創りが非常に楽しくなります

外国の家は、オーナーが自分達の手でお手入れして、愛着を持って住んでいるので、古くなればなるほど付加価値が高まっていくのです。

猫がいるので、網戸をステンレス製に変えて!
外部の格子戸が壊れたので直して!
瓦が1枚緩んでいるから見て!


この様なお電話を頂くお客様の家は築35年から40年です。
当時のまま快適に過ごされているとお聞きしますと、設計者冥利につきます。

 住まいの街医者 
 山梨設計HPはこちら

関連記事